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便器の中の水が止まらない!実はトイレタンクに原因があった?

トイレタンク

多くの場所で水洗トイレが整備された衛生環境に優れた今の日本では、ほとんどの家庭で水洗トイレが使われています。普段当たり前に使っているトイレですが、流したときになかなか水が止まらなかったとしたら、かなりのパニックに陥ること必至です。

流れ続け方はいろいろなパターンがあり、ちょろちょろと流れ続けることもあれば、大量に流れ続けることもあります。これらは、タンク内への給水が止まらなかったり、手洗い管からの水が止まらなかったりすることが原因であると考えられます。

このように便器の水が流れ続ける原因のほとんどは、トイレタンク内で生じている何らかの異常です。このようなトラブルに悩まされたら、まずはトイレタンクを疑うのが鉄則です。

トイレタンクの中をチェックしてみる

トイレタンクの中身

便器の中の水が流れ続けて止まらないというとき、トイレタンクの中身を確認してみることが大事です。とはいえ、中身を確認してみるにしても、そもそもトイレタンクの構造がどうなっているのが正常で、どうなっていれば異常なのかが判断できないことには、トイレタンクを見たとしてもよくわからないでしょう。

トイレタンクの仕組みとして、まずトイレの水洗レバーを引くと、便器へと送り出す水を溜めておくためのゴムフロートと呼ばれる栓がレバーにくっついた鎖とともに引き上げられます。すると、タンクの中の貯水が流れ出し、便器内を洗浄することになっています。

また、タンク内の水は、便器内に水が送り込まれると同時にボールタップと呼ばれる部分が開き、給水管と手洗い管から水が給水され、タンクの中に溜まっていきます。

給水ラインとしてここまで溜まったら止めるという役割を果たしているのが浮き玉で、給水されて浮き玉が一定ラインのところに達すると、水の供給が止まるというわけです。これによって、給水管と手洗い管からの両方から水が止まるのです。

こうしたトイレタンクの構造をまずは知り、頭の中に入れてからタンクの中を見てみると、素人でもどこが悪いのかがある程度わかることは意外と多いのです。

トイレタンクを修理する前に必要な準備

トイレの止水栓

便器から水が流れて止まらないというときに、早くトイレタンクを見なければと焦るあまり、いきなりトイレタンクを開けるのは危険です。

まず、トイレタンクを見てみる前に準備しておくべきことがあります。何と言っても水を止めることが大前提ですので、止水栓をしっかり閉めて水を止めます。先に水を止めておかないと、トイレ内が水浸しになりかねませんので、徹底するようにしましょう。たいてい壁からトイレに水を送るための給水管がタンクとつながっており、先端に水の流れを止められる止水栓という構造が付いているはずです。

ドライバーが必要になる場合があるほか、床部分に止水栓が取り付けられている場合もありますので、日ごろから止水栓の場所を確認しておくといいでしょう。もしどうしてもわからなければ、多少不便にはなるものの、家じゅうの水を止める元栓を閉めるしかありません。これでひとまず安心でしょう。

水道メーター

ここでチェックしておくべきことは、他の場所でも完全に水を使うのをやめたとき、水道メーターがどうなるかです。止水栓もしくは元栓を閉めたときに完全にメーターが止まったなら、給水部分に問題があることがはっきりするからです。さらに、温水洗浄便座の家庭がほとんどであることから、電気が通っているために、電源を切り、コンセントを抜きます。この事前準備をしてから、トイレタンクを確認しましょう。

トイレタンク内の修理方法

給水に問題があったことを、止水したことによって明らかになったら、トイレタンクを開けて中の状態がどうなっているか確認します。

便器の中で水が少しずつ流れる場合
便器内に水が少しずつ流れている場合に多いのが、浮き玉の位置が一般的に定められている水位よりも高めに溜まるようになってしまっているときです。こうなっていると、オーバーフロー管がタンクの外へあふれ出すのを防いでしまうため、水の流出量が制限されてしまうのです。これが、ちょろちょろと流れ出ているときに見られるタンクの状態として最も多いと言えます。この場合は浮き玉の位置を調節することで直ることもありますので、まずは試してみましょう。水位調節リングというのがありますので、このロックを解除して、左方向にリングを回します。90度回すごとに8mmほど水位が変わりますので、水位を下げてから再び止水栓を開けてみて流れるのが止まったら、浮き玉の位置が原因だったということになります。
便器の中で水が大量に流れる場合
一方、大量に流れる場合には、ゴムフロートに原因があると考えられます。ゴムフロートとは、いわゆるトイレのタンクに溜まった水を便器へ流れないようにせき止めておく栓のことで、このゴムフロートがちゃんとした位置にないことで水が大量に流れていることがほとんどです。この場合はきちんとした位置にゴムフロートを設置することで、大量に流れる状態をほぼ改善できるでしょう。劣化によって栓を防ぎきれていない場合は、新しいものに取り換えることで直ります。
    
    

浮き玉とゴムフロートを直してもまだ直らないときの原因は何なのか!?

トイレタンク

浮き玉の位置を正しくし、ゴムフロートをきちんと水を止める位置にセッティングしたにもかかわらず、まだ水が流れ続ける場合に考えられる原因は、ゴムフロートにつながるオーバーフロート管そのものの劣化が考えられます。

ゴムフロートの位置を調整したり、あるいはゴムフロートが劣化したりして水漏れしている場合には、新しいものに交換する必要がありますが、これらは自宅でも簡単に行えます。浮き玉の調節も自分でできますので、この二つが原因であれば、便器の中を流れる水を止めることは、自宅で解決可能です。

ただ、これらの要因を見直してもまだ解決しない場合は、オーバーフロート管の劣化、もしくは何らかの破損が考えられます。これらが原因の場合は、自宅で素人ができるレベルのものではありません。それというのも、タンクを取り外しての大掛かりな作業が必要になるため、素人が行ってタンクを割ってしまったりした日には、トイレそのものがダメになってしまうからです。

どうしても直らないときは水猿にお任せください!

トイレタンクの構造を知り、浮き玉の位置の調整からゴムフロートの位置の調整から、劣化による新しいものへの交換まで、自宅でできることはすべて取り組んでみたけれど、どうしても便器の中の水漏れが止まらないとなったら、オーバーフロート管の劣化にしろ、その他の原因があるにしろ、素人にはもうお手上げです。

そんなときはやはりプロに任せるのが、タンクを割ってしまってトイレごと交換という憂き目に遭うよりは、安い修理代金で済みます。どうしても直らないときは水猿にお任せください。

プロの目から見れば、素人が行うよりも早く異常の原因を突き止め、その対処に取り掛かってくれるでしょう。自宅で解決できるあらゆる方法を試したものの、それでも直らないとなれば、後はプロに任せる以外に選択肢はありません

トイレトラブルに自信を持っているところに頼めば、しっかりと直してくれます。もちろん、自宅で解決するための対処方法を知っていたとしても、すぐにプロに依頼するという選択肢なら、早く解決するのには一番効果的です。

  
料金表

※表示料金は税込み価格です。作業により料金が異なりますので、現場で詳しい状態をお調べし必要な作業をもとにお見積もりを行います。

※夜9時~朝8時の作業となる際は、夜間作業料金(¥5,500)を別途申し受けます。

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